嘘には3つの種類がある。 嘘、真っ赤な嘘、そして統計だ。 − ベンジャミン・ディズレイリ − |
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標本数が少ない統計には、信憑性がありません。
試しに100円硬貨を10回投げて、裏と表がそれぞれ何回出るかを調べてみてください。理論上は両側とも5回ずつ出るはずです。しかし、実際にはピッタリ5回ずつ出る確率は低いのです。
今、私が試した結果、表が8回出て裏が2回出ました。しかしこの結果をもってして「硬貨を投げたときに、表が出る確率は裏が出る確率の4倍である」とは言えないのです。
誤差の少ない統計を採るためには、母集団の規模にもよりますが、一般的に2000本の標本が必要だと言われています。
よく、テレビの科学番組で5人〜20人程度の被験者を使った実験をしていますが、これだけの標本数では誤差に結果が左右されるので、信用できる実験ではありません。
NHKデジタル教材で実験の動画を見る
標本の数が10個、100個、2000個のときで、どのように異なるかを確かめています。
関連サイト
詭弁術の考察―統計の利用2
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目次
■統計のウソを見抜く方法。
●統計のウソ1【比較対象の定義が異なる】
●統計のウソ2【偏った標本】
●統計のウソ3【少ない標本】
●統計のウソ4【誘導的な質問】
●統計のウソ5【空気を読んで答える人】
●統計のウソ6【見栄をはる人】
●統計のウソ7【利害関係のある調査員】
●統計のウソ8【平均には三つの種類がある】
●統計のウソ9【視覚でごまかす】
【動画で学ぶ統計の基礎】
■ニセ科学とインチキ実験を見抜く方法。
●インチキ実験1【対照実験をしない】
統計のウソを見破る方法についてもっと知りたい方には、ダレル・ハフ氏の『統計でウソをつく法』をお薦めします。
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