論理的思考力と論理的な議論




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認知バイアス【印象は基準により変化する (アンカー効果)】

(Wikipediaより引用)
アンカー効果(アンカーこうか)とは、

不確かな事態で予測や判断を行わなければならないとき、初期値(アンカー)が判断に影響してしまうという心理的効果のこと(例えば、1万円の料理を高いと思うか安いと思うかの判断において、「5000円でも似たような料理が食べられる」と聞かされればひどく高いものに感じられるが、「いつもは1万5000円だが今日は特別に1万円にサービスする」と言われれば高くないように感じてしまう。同じ金額でも目先の高いか安いかだけでその料理が高いか安いかを決めてしまう事)。最初に提示されたひとつの意見が強い影響力を持ち、他の意見を繋ぎ止める作用をもつことから係留効果ともいう。

(『みんなの知恵蔵』より引用)
  交渉者が最初の提示条件を準拠点にして、相手に「フレーミング(枠付け)」を与える行為。
例えば、値引き交渉をする場合、最初の言い値を思い切って安く言った方が、逆のケースに比べて、最終的な妥結額は安くなる傾向がある。最初に提示する条件を「アンカー(錨)」と呼び、これが交渉結果に影響を与えることを「アンカリング(係留効果)」という。

アンカーとして作用させるには通常、何らかの根拠が必要である。全く根拠がなくても作用する場合もあるが、根拠のないアンカーを使う交渉者は、信頼を失うリスクも高い。

(『そうだ、勉強してみよう!』より引用)
心理学者リヒテンシュタインは、多くの被験者をA、Bの2つのグループに分けてこんな質問をしました。

Aには「アメリカで1年のうちに自動車事故で死ぬ人は50000人ですが、肺ガンで死ぬ人は、いったい何人いるでしょうか?」

Bには「アメリカで1年のうちに感電して死ぬ人は1000人ですが、肺ガンで死ぬ人は、いったい何人いるでしょうか?」

すると、明らかにAの方がBよりも「多め」の人数を言ったのです。

(『リスク認知のバイアス』より引用)
私たちは、最初に与えられた情報や直観的に判断した内容を手がかり(アンカー)にして、新しい情報を加えながら調整を行い、判断しています。ところが、船が係留地点からそれほど遠くまで動けないのと同じように、調整は一般的に不十分で、初期の情報や考えにとらわれる傾向があります。

一方、最初はよく知っている問題についてたずねられ、徐々に知識のない難しい問題が質問されると、自分の回答の正しさ、つまり判断について自信過剰になる傾向があります。最初の問題よりも知識が少なくなっているにも関わらず、初期の判断を正しくできたという自信に影響を受けてしまうと考えられます。

 調整のための情報の探し方にもこのバイアスは影響を与え,次のような傾向を生じやすくなります。(確証バイアスへ)


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