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新型コロナウィルスの恐怖!デルタ株は強毒化している!?


【忠告】私は医学・疫学・薬学の専門家でも実務家でもありませんので真に受けないでください。



以下コメント欄。
引用文中のハイパーリンクは私が付け加えました。

DESmusic
【ワクチン接種率87%世代の重症化が止まりません】
9月1日時点で65歳以上の方の2回目接種完了率が87%となりました。

9月1日付け重症者数と「※重症化率」
80歳以上89人 1.5%■
70代 160人 2.4%■
60代 119人 1.6%■
50代 103人 0.8%■
40代 45人 0.3%
30代 4人 0.0%
20代 0 0.0%
10代 0人 0.0%
10歳以下0
■は3月31日より「※重症化率」が増加した年代です。

以下はワクチン接種の実績が上がる前の3月31日付けデータです。

80歳以上50人 1.0%
70歳代 104人 2.1%
60歳代 56人 1.2%
50歳代 31人 0.5%
40歳代 19人 0.3%
30歳代0
20歳代0
10歳代0
10歳以下0

上記は、「新型コロナ感染症の国内発生動向(速報値)」からのデータの引用です。

ワクチン接種率が極僅かな3月31日の「※重症化率」より、接種率87%の9月1日時点での重症化率が高いです。

65歳以上を含めた全年例の2回目接種完了率は46.6%で、【65歳以下の接種率は30.7%】となります。
接種率の低い年代の重症化に顕著な変化は見られませんので、これを踏まえると、デルタ株の病原性が上がってるとは思えませんので、重症化率が上がってる年代の方の重症化は、病原性以外の要素が考えられます。

ワクチン接種者が殆ど居なかった時期より、2回目完了接種率87%の現在の方が、「※重症化率」が高いのは何故でしょうね♪🤭

ワクチンの効果は何処へ?🤔


神取忍ばない(←俺
若者の免疫力が高いからワクチンの有無に関わらず重症化しないだけでしょ。ワクチン接種率が高いイギリスではデルタ株の流行下でもアルファ株の流行時より死亡者数が少ない。逆にワクチン接種率が低い状況でデルタ株が流行したインドでは感染者数も死亡者数も在来株流行時の数を圧倒した。


資料の記載事項、正しくは「重症者割合」(年齢階級別にみた重症者数の入院治療等を要する者に対する割合)です。「重症化率」(年齢階級別にみた重症化症例数の陽性者数に対する割合)ではありません。つまり、既に死亡した者は含まれません。

この先ずっと勘違いしたまま議論が続きます。 ('A`)ヴォエア

DESmusic
@神取忍ばない
若者が免疫力が高いので重症化しない、この指摘は正しいと思うよ。
免疫力が低い高齢者だから、ワクチンを接種した訳なのだが?効果は何処に?

イギリス?インド?ここは日本ですよ。
コロナに於いて日本はそれらの国と、全く異なる被害状況なのはこの騒動が始まった当初から、周知の事実なのですよ。
コロナに対しての耐性が他の国と全く違うのです。

因みにインドで大勢の被害が出たときは、既にワクチン接種済みの状況と記憶してます。


DESmusic
一応参考までに、今改めてデータを見ました。

インドの死亡者のピークは、インドでのワクチン接種のピークを過ぎています。

次にイギリスでは、死亡者の数が6月の終わりから今現在まで増え続けています。
イギリスでのアルファ株による死者が増えた時期を考えてみてくださいね、季節的に風邪を拗らせて大勢の高齢者が亡くなる季節だと解釈しています。

アルファ株より死者が少ないのは、デルタ株の病原性が低下したのだと思います。

何れにしても海外の事象を持ち出すのは、【憶測】でしか判断できませんので、お止めになることをお勧めします。


神取忍ばない
@DESmusic
>若者が免疫力が高いので重症化しない、この指摘は正しいと思うよ。

それなら「接種率の低い年代の重症化に顕著な変化は見られませんので、これを踏まえると、デルタ株の病原性が上がってるとは思えません」が消失するので、自動的に「重症化率が上がってる年代の方の重症化は、病原性以外の要素が考えられます」も消失する。だからデルタ株の毒性がワクチンの効果を上回り重症化率が上昇した可能性が浮上する。

ちなみに、同じ資料内の死亡率は50代以上で軒並み低下している。重症化率だけが上昇した背景には自宅療養者が増えた影響もあるのではなかろうか。第3波での自宅療養者のピークは全国で3万5千都内で1万弱。しかし8月25日時点では全国で11万8千、都内で2万5千と増加している。医療設備の整っていない自宅で悪化して病院に搬送されてから回復するのかもしれない。

>コロナに対しての耐性が他の国と全く違う

・被害状況の差異とは何か?
・それがコロナ耐性の差異に繋がるのはなぜか?
・その差異が海外の事象が参考にならなくなるレベルの差異を生み出すと言える理由は何か?

>インドの死亡者のピークは、インドでのワクチン接種のピークを過ぎています。

Googleで「コロナ インド」で検索すると表示されるJHU CSSE COVID-19 Data提供のグラフでは、七日間平均感染者数のピークは5月9日の39万人。七日間平均死亡者数のピークは5月20日の4145人。それぞれの時点でのワクチン1回以上接種者は5月9日が9.8%、5月20日が10.7%に過ぎない。しかも抗体価が上昇するまで3週間かかるので、それ以前に接種した人はワクチンの恩恵を受けられないので矛盾は無い。

>次にイギリスでは、死亡者の数が6月の終わりから今現在まで増え続けています。

同じグラフで見るとデルタ株(8月)の死者数はアルファ株(1月)の死者数に比べて圧倒的に少ない(七日間平均ピーク時比較で1242対106)。それを鑑みれば微増であると言えるだろう。そしてアルファ株七日間平均死亡者数ピークの1月26日時点でのワクチン一回以上接種率は10.7%だが、デルタ株七日間平均陽性率ピークの7月22日時点でのワクチン一回以上接種率は69.8%に達している。

>季節的に風邪を拗らせて大勢の高齢者が亡くなる季節だと解釈しています。

2020年のイギリスの超過死亡者数は年間予測を8万5000人近く上回っているので、この時点で既にコロナが入っていたと考えられる。
2021年1月4日の陽性率13.3%。
2020年10月1日から2021年3月31日までの感染者数は3,895,580人、死亡者数は84,570人、死亡率2.1%。
日本におけるインフルエンザの死亡率は0.1%程度。

以上の理由から季節性の風邪ではないと【推測】できる。


まあそれ重症化率じゃなくて重症者割合だけどね……。
それを踏まえて考えると死亡率の低下が繰り下がり的に重症者割合に反映されている可能性も全然あるよね……。

DESmusic
@神取忍ばない
先ずインドの件。
5月の終わりから6月の初めまでの死亡者のピーク時、インドでの接種率は何%だったのかは認識していません、ですが、接種の実績が上がっていたと認識しています。
その後もインドでは実績の延びが少ないように感じていますが、今現在の接種率は如何なものなのでしょうか?
接種を勧奨していない国のデータを引用してどんなアピールがしたいのかが謎です。
ところで貴方はインドの超過死亡の原因が、コロナだけであると何故言い切れるのでしょうか?
そしてその数字信憑性を何で担保してるのでしょうか?

若年層の重症化に変化は見られない、高齢者との免疫力の差が有るから当然。
αアルファから一貫してその年齢層にリスクが少ないのだから当然です。
病原性が上がっていれば当然、その年齢層にもリスクの影響が出ると思いますけどね?

そして、重症化率に対して死亡率が少ないことからも、Δデルタの病原性の低さが証明されてると思うのですが。
自宅療養が増えた?
極一部の自宅療養者の重症化報道に惑わされてはいませんか?
そもそも重い症状がある患者を自宅療養させる意味が理解できません、受け入れキャパを超えている地域は有りませんけどね。

イギリスでのアルファよりデルタの被害が少ない件。
病原性の低下だと理解しています。
季節性の風邪?
私は季節性の現象と理解していますが、それがコロナ以外の物であるとは表現していません。
勿論コロナは風邪であるとの認識ですがね。

海外と比べれば、日本人は圧倒的にコロナに対するリスクは少ない、これは紛れもない事実です。


DESmusic
私が敢えて海外のデータ着目するとすれば。
イスラエルの重症者についてですね。
8月11日付けの資料から。
405人の重症者の内、ブレイクスルーが250人。
半数以上が2回接種済みってって事実ですね。

面倒な憶測とか一切必要のない、単純なデータです。
説得力とはそんなものだと思います。


神取忍ばない
@DESmusic
>インドでの接種率は何%だったのかは認識していません

Googleで「コロナ インド」で検索すると検索結果のページに直接表示されるんだけど、出ない? URL張るとスパム扱いされるから張れない。ちなみに今現在の接種率は、1回以上接種が37.3%、必要回数接種完了が11.1%。

>接種を勧奨していない国のデータを引用してどんなアピールがしたいのかが謎です。

接種率は事実なのだから勧奨の有無は関係ないでしょう。何をアピールしたいのかは既に書いていますが、デルタ株の毒性、感染力、およびワクチンのデルタ株に対する有効性です。

>ところで貴方はインドの超過死亡の原因が、コロナだけであると何故言い切れるのでしょうか?

インドのコロナ死については言及しているが超過死亡については言及していない。それにコロナ以外にコロナ死と誤認するような原因があると思うならそちらが提示すべき。提示しないのに有るかのように言うのは未知論証

>そしてその数字信憑性を何で担保してるのでしょうか?

グラフの下にある「このデータについて」というリンク先にはこう記されています。

「データは Wikipedia、国の保健省庁、The New York Times などの信頼できるソースから取得しています(帰属に関する情報もご確認いただけます)」

Wikipediaも含まれているのはどうかと思うが、使うなと言うならより信憑性のあるソースを提示すべきだと思う。

>病原性が上がっていれば当然、その年齢層にもリスクの影響が出ると思いますけどね?

>>若者が免疫力が高いので重症化しない、この指摘は正しいと思うよ。

言うことがコロコロ変わってる。デルタ株の病原性が上がっていれば若者の免疫力でも重症化するはずだとする根拠も不明。

>そして、重症化率に対して死亡率が少ないことからも、Δデルタの病原性の低さが証明されてると思うのですが。

デルタ株の毒性が低いなら重症化率も上がっているのは不自然。それよりも、ワクチンや医療体制の充実により死亡率だけは下げることができているという仮説の方が妥当。

>そもそも重い症状がある患者を自宅療養させる意味が理解できません

違う。自宅療養中に症状が悪化した人がその程度に応じて搬送される体制も、重症化率が上昇して死亡率が低下した一因ではないかと言っただけ。もちろん決めつけているわけではないが、デルタ株の毒性が低いからという仮説よりは妥当ではないか。

>受け入れキャパを超えている地域は有りませんけどね。

重症患者が確実に入院するために必要な病床を確保するために、軽症患者を原則として自宅療養・宿泊療養としている。

>イギリスでのアルファよりデルタの被害が少ない件。病原性の低下だと理解しています。

デルタ株の方が毒性が高いです。以下はGooニュースの『「デルタ株」入院リスク2倍以上 感染者の74%が未接種』(FNNプライムオンライン 2021/08/29)という記事からの引用です。

---引用開始---
イギリスのケンブリッジ大学などが、感染者4万3,000人を調べたところ、デルタ株に感染した場合の方が、イギリス型変異ウイルス「アルファ株」より2.26倍入院するリスクが高かったという。

また、感染者の74%がワクチンを受けていないのに対し、2回の接種を終えた人は、1.8%にとどまっていた。
---引用終了---

そしてこれはあなたの最初の発言↓

>ワクチン接種者が殆ど居なかった時期より、2回目完了接種率87%の現在の方が、「※重症化率」が高いのは何故でしょうね♪

これは最初にあなたがワクチン由来の悪影響(ADEでしょうか?)が逆効果をもたらすかのようにほのめかした発言です。しかし、それが事実ならケンブリッジの調査とは反対の結果が出るはずなので反証材料になるでしょう。

>私は季節性の現象と理解していますが、それがコロナ以外の物であるとは表現していません。勿論コロナは風邪であるとの認識ですがね。

失礼。これはちょっと意味が分からなかったのですが、どういう意味ですか?
・従来の風邪による死者がコロナ死と誤認されているという意味。
・コロナはもともと従来の風邪程度の毒性しか持たないという意味。
・コロナは冬に流行しやすいものであり、夏は感染力が低いという意味。
 ・上記に加えてワクチンが無意味or逆効果であるという意味。
・それ以外。

>海外と比べれば、日本人は圧倒的にコロナに対するリスクは少ない、これは紛れもない事実です。

根拠は何ですか?

>8月11日付けの資料から。405人の重症者の内、ブレイクスルーが250人。半数以上が2回接種済みってって事実ですね。

全人口に占める必要回数接種者の割合59.7%を上回る61.7%というわけですか。しかし年齢、接種日時、基礎疾患を合わせて比較しないとワクチンが逆効果or効果無しとは言えないでしょう。半年以上前に接種したハイリスク層の抗体価が低下したタイミングでデルタ株に感染したのだろうと思います。そのため、比較的低リスク層であろう未接種者の重症者数を超えたのだろうと思います。


翌日、返信の通知が来ていたので見に行ったところ、スレッドが削除されており、一回目の投稿と同一の文面のスレッドが新規に建てられていました。つまり返信だけがすべて削除された状態でした。幸いバックアップを取っていたのでログは無事ですwww

なので、通知欄に見切れた状態で残っていたDESmusicさんの最後の返信を載っけます。

DESmusic さんが返信しました: 「申し訳ないのですが、貴方の長文読んでません。 興味がないのです。 私のトピックは、ご覧のようにデータに基づく事実を書き記したものです。 貴方を含め読者がどのように理解するのかは、其々の自由です。 面


面? 面倒臭くなっちゃったか……。

神取忍ばない
ありがとうございました。


見捨てられてしまったのでおしりだ!


と思ったら返信がありました。

DESmusic
高齢者の接種率が伸び悩みを見せています。
其々の事情で接種できない方々がおられるのだと思います。

一方、65歳以下の接種率はどんどん増加しております。
私は危惧しております、若年層への接種はリスクとベネフィットのバランスが悪すぎます。

コロナでのリスクが全くない若年層へ、リスク未知数のワクチンの接種が必要だとは、全く思えません。

健康な方へ接種するのです、副反応で苦しみ最悪死に至る、あってはならないことです。

貴方は海外のデータを引用しましたが、敢えて私が引用するのなら、日本と海外のリスクの比較です、海外ほどのコロナリスクが有るのなら、ワクチンのリスクを圧してでも接種する意義は有るでしょう。
ですが、ここ日本ではコロナのリスクが低いのです、一般常識の有る方ならそれに気付いている筈です。
ましてや些かの医学的知識があれば尚更です、日本中の医者は見て見ぬふりです、同調圧によりバイアスがかかった医者は真実を話そうとしません。
「ウイルス」「感染症」「ワクチン」これを理解していない人が余りにも多すぎます。

日本人にとって今回のコロナは、特別扱いしなければならないものでもなく、リスク未知数のワクチンを見境なく勧奨するものでも有りません。

今最重要なのは、一刻も早く指定感染症扱いを止めることです、たったこれだけで全て解決するでしょう。
指定感染症に指定された事で、無駄に命をおとした人が大勢居たと理解しております。

騒動が始まって20ヶ月、もう全て分かっています。
SARS-CoVー2と呼ばれる物の正体、その振る舞い方、感染の経緯、他人への伝播のしかた、重症化へ至るプロセス、重症化が懸念される基礎疾患、その治療法、様々なデータが出揃っています。
この期に及んでコロナは特別怖い感染症だと言っている専門家がいるとすれば、それは論外です。

この騒動は医療行為を利用した【謀】に過ぎません。

たんなる独り言です、理解して頂く必要も有りません、返信は無用です。


神取忍ばない
@DESmusic
それは返信してもしなくても良いという意味ですか? それとも、返信するなという意味ですか?


DESmusic
@神取忍ばない
独り言です。
お察しください。

貴方に対しては、理解を求めてるわけでもなく、反論を求めてるわけでもない、たんなる独り言です。


完全に見捨てられてしまったのでここで本当におしりだ!


まあぶっちゃけワクチンの効果も長期的な悪影響も、ワクチン接種の有無以外が同一条件のサンプル同士の比較じゃないと分からん。

人種ごとの耐性の違いも対照実験できないから分からん。



補足

その後の調査自習によって、コロナの弱毒化には根拠があることが判明いたしました。リーレクリニックさんのHPから『コロナウィルスの中間報告・弱毒化について』より引用致します。

ウイルスの弱毒化について
既に別のコラムで記載した気がしますが、ウイルスの弱毒化とはウイルスが生存するための特性の一つです。

ウイルスが生き残るためには、宿主(今回なら人)に死なれてが困ります。

宿主が死ぬとウイルスも生きられないからです。

ですので致死率が低く、かつ感染力の高いウイルスが生存に適しています。

変異しやすいRNAウイルスではそういった環境に適したタイプのものがどんどん増えていきますので、それにより弱毒化が起こります。

*同じコロナウイルスのSARS,MERSが広まらないのはその高すぎる致死率が要因にあります。

地域により感染力や致死率に差があり、まだ分からないことも多く、変化の早いウイルスであることが予想されますが弱毒化は人にとっても好材料な要因です。

ワクチン含めて期待できると思います。


ということらしいです。

そしてこちらは私が厚生労働省のサーバーをハッキングして手に入れた資料です。




…………。



なんですか?




一方で、ニッポン人の免疫スゴイ説にも根拠があるようです。

COVID-19有識者会議の『日本人における新型コロナウイルスIgM、IgG、IgA』より一部抜粋して引用します。

抗体検査結果から示唆される交差免疫の存在
交差免疫仮説

新型コロナウイルスの流行が広がるにつれて、日本人を含む東アジア地域と欧米では、COVID-19の罹患率および重症度が異なることが明らかになってきた。その機序としては、新型コロナウイルス受容体のバリアントの相違などの遺伝的要因[4]、マスクの着用や衛星観念の相違といった社会的背景があると推定されているが、その一つの機序として交差免疫の存在が考えられている。交差免疫仮説とは、新型コロナウイルスでない感冒を引き起こす従来のコロナウイルスへの既往があると、新型コロナウイルスに対する交差反応性を示す抗体を産生するメモリーT細胞が存在し、新型コロナウイルスに対して抵抗性を示す、という仮説である。

実際、新型コロナウイルスと他のコロナウイルスとの間には、構造上の相同性がみられ、最近、新型コロナウイルス非罹患者に、新型コロナウイルスに対する液性免疫が存在することが報告された[5]。しかしながら、日本人のどれくらいの割合にこの交差免疫が存在するかは不明である。

抗体価の変動から推定される日本人における交差免疫存在率
新型コロナウイルスにかかわらず、ウイルスに初めて感染すると、まずIgMが誘導される。その後、IgMがクラススイッチを起こし、IgGが産生される。すなわち、ウイルスに初感染した場合は、そのウイルスに対するIgMがIgGに先行して上昇することが免疫学の概念として確立している。

前述した通り、日本人における新型コロナウイルスに対する抗体の変動は、IgGの上昇がIgMの上昇よりも早い例が多いことが特徴である。IgMが上昇するが、IgGは上昇しないパターンおよびIgMがIgGに先行して上昇するパターンを交差免疫無しのパターン、IgGが上昇するが、IgMは上昇しないパターンおよびIgGがIgMに先行して上昇するパターンを交差免疫有りのパターン、IgMとIgGが同時に上昇するパターンおよびどちらも上昇しないパターンを交差免疫不明のパターンに分類した。52症例について解析したところ、【図3】に示すように、約75%が交差免疫ありのパターンを示した。海外の文献でも、IgGは他のウイルス感染症と比べて比較的早期に出現することが示されているが、IgMと同時期あるいはIgMにやや遅れて上昇するという報告がほとんどである[6]。同一の測定系での比較や他の東アジア地域での研究が必要であるが、本研究結果は、日本人において、新型コロナウイルスに対する交差免疫が存在する可能性を示唆している。

図3
日本人における交差免疫の可能性
日本人COVID-19患者において、IgMが先行するあるいはIgMのみが上昇するパターンを「交差免疫なし」、IgGが先行するあるいはIgGのみが上昇するパターンを「交差免疫あり」、その他を「不明」とした場合の、各群の割合を円グラフで示した(n = 52)。


我々は、さらにNタンパク質、S1タンパク質に対する特異的な抗体の変動についても検討している。2020年12月現在のデータでは、やはり、Nタンパク質、S1タンパク質に対するIgGあるいはIgAが相同する抗原に対するIgMに比べて先行するパターンを示す症例が多く、やはり交差免疫の存在が示唆されている[7]。

しかしながら、現在のところ、交差免疫パターンを示す症例が重症例に比べて、軽症例に多いというような統計的な有意差は見られておらず、交差免疫が日本人の重症化に対して保護的に働いているという証拠は存在せず、意義については今後の検討が必要である。


有識者会議はこの仮説を"事実"ではなく"示唆"と表現するにとどめています。まだ検証が不十分なのでしょう。またこの仮説が事実であったとしても、日本の感染率・死亡率の低さに実際にどの程度の影響を与えているのかは分かりません。

交差免疫以外の差異、例えば肥満率、マスクをする習慣、握手・ハグの文化、言語の違いによる発話時の飛沫の量・距離の差、お酒に弱い人の割合、医療ひっ迫の度合、集団主義と個人主義の違いに由来する感染対策への積極性などの複合的な要因の影響を受けるからです。

免疫交差仮説が的中していれば幸運ですが、予想を外したときの損失の大きさも考慮したうえで自分がどの仮説に賭けるかを決めるべきでしょう。


それともう一つ、コロナは風邪説についてですが、仙台医療センターHP内の『季節性コロナウイルスの疫学と培養』より風邪ウィルスの市場シェアを表した円グラフを引用します。


へぇー、そうなんだぁ、風邪ウィルスにも色々な種類がいるんだねぇ。

……もちろん知ってたよ??なんで???

上の図で10%~15%を占める旧型のヒトコロナウィルスにも種類があるようです。東京都医学総合研究所HP内の『季節性の風邪を引き起こすコロナウイルスに対する抗体は新型コロナウイルスを予防できるか?』より引用します。

コロナウイルスファミリーには、人間に季節性の感染(いわゆる風邪)をもたらす4種類の株、HCoV-229E、HCoV-NL63、HCoV-HKU1、HCoV-OC43 と重篤な症状を引き起こしたMERS-CoVとSARS-CoV が存在します。前者は、上気道に感染を引き起しますが、その症状は一般にごく軽微です。


へぇー、そうなんだぁ、季節性の旧型コロナって症状の軽い風邪なんだねぇ。


まぁみんなこれは幼稚園で習うから常識だよね!?


すると相手は「新型コロナの正体は4種類の旧型コロナであり新型コロナなど存在しない」と言っていたのではなく、「新型コロナを特別視するのを止めて新たな季節性風邪ウィルスの一種として受け入れるべきだ」と言っていたのか。

しかし新型コロナの感染力は、例年なら推計1000万人に達するインフルエンザ感染者数が2020~2021シーズンには1.4万人にまで減少するほどの自粛・感染対策を実施した状況下でも、なお2020/12/01~2021/03/31に33万人の陽性者を出すほどの粘着ぶりである(非デルタ株)

致死率はというと、厚労省発表の第2回抗体保有調査(2020年12/14~12/26)で判明した東京都民の抗体保有率が1.35%(18万8千人)であり、その間の累積死者数(東京都)が513~562人であるから、(無症状を含む)感染者致死率はおおよそ0.27~0.29%くらいの感じのノリである(非デルタ株)

ちなみに12/14の累積陽性者(東京都)は4万8千人なので陽性者(≒発症者)致死率なら1%くらいのパワーを出してくる(非デルタ株)

そして夏も感染力を持っている(デルタ株)

これは……。


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